

広島県の指定清浄海域である阿多田島付近を中心に、約100台の自社筏(いかだ)で牡蠣を育てています。当社の牡蠣師たちは、牡蠣の味をもっとも左右する「種」づくりから行い、牡蠣がうま味を増す時期をいち早く察知し、より栄養豊富な海域へ筏を移動させます。大きく育った牡蠣を再び清浄海域でゆっくり落ち着かせ、引き揚げます。

牡蠣養殖
Oyster farm
Our Oyster Farm to Your Table.
生産から安全で美味しい牡蠣を食卓にお届けするまでが私たちの使命だと考えています。
熟練の牡蠣師たちは、日々移ろう海の状況や天候を見極めながら、筏を移動させます。複数の異なる海域を越えてまで、筏を移動させる牡蠣師は非常に稀です。大変な作業ですが、漁船「大良丸」の時代からとことんこだわっています。


広島県内トップの牡蠣養殖
種付けから加工までの一貫生産は当社の強みの一つですが、その規模感にも驚かれます。特に栄養豊富な海域を求めて、県内でも最高の漁場と称される海域を中心に、複数の海域を越えて筏を移動させるこだわりは群を抜いています。


従来の牡蠣打ち場では、吹きさらしの不衛生な環境で牡蠣を打ち、剥いた牡蠣を大量にバケツにためていきます。しかし当社では独自の「ホッパー式」という室内型の打ち場で牡蠣打ちをしています。各自で打った牡蠣を専用のパイプを通して、下部に設置した専用ケースに入れ、すぐに洗浄されます。
打った牡蠣は
専用のパイプを通って、
下の専用コンテナーへ。

自動かきむき機POPシステム
(パスカルオイスタープラント)
2004年、日本初の「自動牡蠣むき機」(POP パスカルオイスタープラント)が当社に導入されました。本来、牡蠣の殻はとても開けにくいものです。広島では、牡蠣をむき身にすることを「牡蠣打ち」と言い、牡蠣打ちをする人を「打ち子」と呼びます。今でも打ち子さんたちが特殊な道具を使って1つ1つ、むき身にしています。 倉橋島海産では、この打ち子さんたちの手作業に加えて「自動牡蠣むき機」を使った牡蠣打ちをしています。牡蠣は、貝柱によって上殻と下殻がしっかり合わさっています。この貝柱(たんぱく質)に一定の温度と水圧をかけることで、貝柱の接合力を一時的に失わせることができます。貝柱が殻から離れると、殻は自然に開き、身がスルリと出てくるというわけです。


ベテランの知識と目で、高品質な牡蠣を選別していきます。
水揚げされた牡蠣を浄化して、選別します。
完全室内型の牡蠣打ち場
(ホッパー式)
年間700t以上の牡蠣を安全に出荷するために、養殖から製品までの全工程で厳しく管理しています。日本初の牡蠣打ちクリーンルーム、日本初の自動かきむき機の導入など最新の設備をもち、常に更新、進化させています。
安全に量産のシステムを完備